都合のいいこと

子犬の頃からJuraには分かろうが分かるまいが話しかけているので、普段からそこそこ通じているなと思うことはよくある。基本的には知っている単語を拾っているのだと思うが、最近特にJuraにとって都合のいいことは本当によく分かっているが、都合の悪いことは通じないと思うことがある。むしろ都合の悪いことは通じないふりをしているのではないかと思うくらいだ。

夏場でもクーラーをつけていない時には風通しが良くなるように２階へ繋がるドアを開けているのだが、こんな感じで犬達が勝手に出入りしないように一応ブロックをしている。もちろんJuraにはこんなブロック簡単に開けられるし、飛び越えようと思えば飛び越えることも可能だか、それはしてはいけないことだと言うことは知っている(教えてある)。

先日、私が２階へ行く時にJuraはついてくる気満々だったが、このブロックをして１人で上がっていった。しばらくして用事が済んだので試しにJuraに「OK！オープンして上がってきてもいいよ」と声を掛けると柵をずらす音がしてダッーと階段を上がってきた。よく分かっている。

で、数日後にもまた同じような状況で私は見えない位置から今度は「いいよ～」しか言ってないのにまた柵をずらす音がして上がってきた。

更にその翌日、今度は「来る？」で上がってきたのだが、何故か柵をずらす音がしなかった。見えない場所だったので推測だが、多分呼ばれることを予測して既に柵はずらして外に出て階段の下で待っていたのだろう。
次は呼ばずに見に行って勝手に柵をずらしていたら、現行犯で注意しようと思いカメラを準備して階段を上がって行った。そして、振り向くと

予想通り。

分かりやすい。

その日の夕方、クッチの散歩から帰ってきて玄関のドアを開けたらすぐのところにJuraがいてビックリした。勝手に開けていいルールには変わっていないのだ。とは言え開けてもいいと言った私が悪いのだが…。都合のいい事はすぐに応用してくるので気をつけないと。
Juraは決していい子ではないが、一緒に暮らしていて面白い。それだけは間違いないと再確認した。